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娘とともに自分を見失いがち。
ちなみに夫も私もいつ子供をつくったのかその営みを覚えていない・・・。
うーん、これは惜しいことをしたものだ。
自分は自分の両親がどんな風に自分をつくったのか子供のころからたいへん興味があったけど、
さすがに直接聞くことはできずもやもやしてたので、
自分が妊娠するときにはその顛末をつぶさに観察しようと思っていたのだがなあ。
子供つくるセックスは神聖で、それ以外は汚らわしいのか?とか
「本当のところ」はどんなものか知りたかったのら。
それで将来子供を性教育する時に
「愛の交歓は素晴らしい経験だった。お母様はお父様を、お父様はお母様の存在をそれぞれ
救ってさしあげたのヨ。
それは全ての意味を超越するビッグ・バンなのヨ」
とかなんとか眼を潤ませながら力説したかったのですが
結局一緒にご飯を食べてぼーっとくだらないテレビ観て、疲れたら寝てという日常生活のなかに、
思春期の時にはあんなに特別だった「性」もいつのまにか組み込まれてて、
忘れた頃にいきなりでけてたよという感じです。
感動するでも深刻ぶるでもない淡々としたいとなみの中で出来たわけですね。
本当に子供が欲しいよーと思い詰めてた時は基礎体温測ったり、いろいろ気を付けたりしていたんだけど
10月にはもう、何もかもめんどくさくなって半ば自棄になって仕事していたんです。
「あんまり神経質になるとできるものもできんよ」などと母親に言われて
「何でそういう根拠のないフィーリング論を展開するかな」などと反発していたのですが
結局その通りだったので民間伝承もばかにならないと思った。
生理予定日から一日経った日に、検査薬で
妊娠に気づいたわけですが
その日はマネキンを検索したあと、なんだかとても疲れて、
あーこりゃ夏からノンストップだった仕事の疲れが溜まっておるわとソファでうたた寝。
夕方頃なんとはなしにNHKの
里山保育のテレビ番組を見ていたのです。
粗暴な男の子がいて皆と仲良くしたいのに友達をぶってしまったりして
葛藤している姿が非常ーに胸に迫り、なんでこんなに涙が出るんだろうという位ぼろぼろ泣いていた。
そのあと何故か読み返したくなって高室弓生の「ニタイとキナナ」という縄文時代の夫婦が主人公のマンガを読み返していたのだ。(このマンガにはホゼと呼ばれる受胎告知の場面とか、男陣痛の話とか古代の妊娠・出産にまつわるエピソードが盛り込まれててとても面白い)
縄文時代は月経と出産を司る水神様(アッ・カムイ)が神々のなかでも最強で
月経中の女性や出産を控えた女性は、この水神様が憑いている状態なので
「産屋」と呼ばれる小屋に暮らし、他の神様に影響を与えないようにしていたんだそうだ。
昭和のはじめくらいまでは「産屋」もまだそこいらへんの農村に残っていて
それは後に、女性を「汚れ」と見なしていた差別の象徴だとか非難されたりしていたけれども
縄文時代までさかのぼると女系社会だから意味も変わるのねー、どこで権力関係が捩じれたんだろう?
などと思いをはせていたところ
ふと「あれ、今月生理まだ来ないな(毎月きっちり28日周期でくる)」ということに気付いた。
まあ、試しにやってみっかと一本残っていた妊娠検査薬を持ってトイレに行ってみることにしたのです。
(通常検査薬は整理予定日から1週間後に使用するものなのだが、この時はなんかとにかく
やってみた方がいい気がした)
で結果が出るまで2,3分かかるので居間で待とうと
使用済検査薬を持って廊下を歩いていたら、はたして手のなかのスティックに
見る見る赤い陽性ラインが出るではないか。
「・・・はー???」
思わず1人で叫び、畳の上に正坐した状態でずさーとスライディングしてしまったのだった。
(なんでできたか その2 にツヅク)
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